IBM i は基幹システムに求められる信頼性、可用性、運用管理の容易性を持ち合わせたサーバー環境であり、アプリケーションの資産継承性にたいへん優れた統合基盤です。

私たちはお客様本位の姿勢に立ち、お客様にとって真に価値のある商品・サービスの提供を心掛けています。お客様にはより柔軟なご提案ができるよう、永年に渡る導入実績と豊富な開発経験に加え、日々の情報収集や技術検証を重ね、専門性の高い技術力の維持に取り組んでいます。

5250 画面と Web ブラウザーの併用

従来の 5250 画面からの処理はそのままに、Web ブラウザーから基幹システムのプログラムを呼び出し、データ入力や照会を可能とするシステムをサーバー1台(IBM i 環境のみ)で構築できます。
お客様環境の都合上、アプリケーションサーバーは他の外部サーバーを用意し構成する事も可能です。これらの環境は、オンプレミス以外の IBM i 環境でも実現可能です。

Webインターフェースを新規開発し、従来システムの IBM i の特徴を生かし、Web連携用にラッピングします。
Webインタフェース拡張構成
IBM i環境の外部呼び出し構成
こんな悩みを解決いたします
  • 基幹システムを営業に利用させたいが 5250 画面の操作は敷居が高い
  • 基幹システム UI が古く、表示する情報量が少なく操作性が悪い
  • 外出先から顧客情報や製品情報、在庫状況が見たり、できれば受発注などの入力業務を行いたい
  • 蓄積したデータをインターネットを介してお客様に公開したい
  • 全て Web 化しなくて良い、ある一部のみ Web 化したい
  • 帳票は PDF で出力したい
  • PC の表計算ソフトなどは利用せず、基幹システムの分析データやグラフを見たい
Webインターフェースの一例
メニュー画面 照会画面 入力画面

他の PC やサーバーとシームレスな連携

基幹システム側に用意したアプリケーションにより PDF 形式で出力した帳票をファイルサーバーの所定のフォルダーへ直接出力し PC より直接参照することが可能です。
応用編として、市販の FAX 送信プログラムを利用し、作成した PDF 形式ファイルを自動送信することができ、作業効率を図ることが可能です。
また IBM i 標準で持つ SMTP e-Mail メッセージ送信機能を利用して、添付ファイルとして送信することもできます。
IBM iとPCやサーバーの連携

DB2 Web Query for i

「DB2 Web Query for i」IBM i 上で稼働する BI(Business Intelligence)ツールです。
基幹システムで日々蓄積されるデータを表形式またはグラフとして Web ブラウザーに表示し、さらにデータを掘り下げて分析できる機能が備わっています。データの可視化により課題を共有でき、改善のための対策を効率的に行えます。
DB2 Web Query for iツールの機能

FFRPG(Free Form RPG)

従来開発のメインで使用されてきた RPG(Report Program Genarator)の固定位置記入方式のコーディングとは異なり、Java や PHP のようなインデントされたコードが記述できます。コードの開発やメンテナンスは「Visual Studio Code」「IBM Rational Developer for i」などを利用し、他言語経験者にとっても学びやすい開発環境を提供します。このように、将来の RPG 技術者不足への不安や技術者の世代交代にも応えられるサーバー環境です。

OSS(Open Source Software)

他のプラットフォームやクラウドシステム・オープンデータとの連携に OSS の利用が選択できます。
これら OSS パッケージの利用は新たなサーバーを用意する必要はありません。
使用可能なパッケージは今もなお更新を続けており、このようなオープン・ソースへの取り組み姿勢は IBM i が進化を続けられる理由のひとつとなっています。
※ IBM、IBM i、AS/400、OS/400、i5/OSは,米国IBM Corporationの登録商標または商標です。